【ゲイ情報】上野オークラ劇場のオールナイトはどんなお客さんがいるのか

日本で最も人気があるピンク映画館はどこかと聞かれれば、誰もが「上野オークラ劇場」の名を挙げるだろう。なにせ、毎週のように新作をロードショーしているし、月に1度は出演者のAV女優を招いて舞台挨拶なんかもやっている。 ピンク映画界の旗艦店と言っても過言ではない。しかし、人気の理由はそれだけじゃない。ここはノンケ男から変態女、女装子、ゲイに至るまで、幅広い性癖を受け止めてくれる映画館なのだ。実はここ、連日オールナイトで上映を行っているので、一度入場したら、翌日の朝まで居座ることができる。つまり、丸一日遊べるってことだ。そこで今回は、劇場にいる変態どもに交じって24時間を一緒に過ごしてみることにした。いったい、どんな事件が起こるのか。露出女がわんさか集まってくれたらいいんだけど!「なあ、ちょっとシャブってよぉ」午前10時。上野駅から歩いて5分の場所にある、オークラ劇場にやってきた。まだ朝も早いからか、入口周辺には誰もいない。よし、まず最初は1階に入るとしよう。このオークラ劇場は、少々複雑なつくりになっていて、各々の性癖によって行くべき階が住み分けられている。あくまで目安だが、純男やカップルは1階のメインスクリーン。女装子とその愛好家は同じスクリーンの2階席。そして、ゲイたちは特選劇場という外階段から上がって入場する3階スクリーンに集まっているのだ。というわけで、まずは1階のドアをくぐって入店。自動発券機に金をいれて、大人1枚を購入した。

お値段は1700円だ。普通の映画館よりはちょっとだけ安い。そのまま場内に続く扉もあけたのだが、思っていたよりもガラガラだ。数人の高齢者男性が、集中してスクリーンに見入っている。うーむ、彼らは本物のピンク映画ファンってことなのか。これじゃ、つまらないよ。さすがにここにいても何も始まらないので、ゲイが多い3階の特選劇場に行くことにした。外階段から上にあがって入場。こちらのお値段は500円とかなり安い。さっそく場内へ。が、下のスクリーンと同じように、これまた客は高齢者ばかりだ。ん? 後方で仲良さげにならんで座るジイさん二人組が目に入った。なにを話してるんだろう。後ろの席を陣取り聞き耳を立てる。「なあ、ちょっとシャブってよぉ」「ダメダメ。まだ早いよ」朝っぱらからなんちゅー会話してんだよ!しゃぶりを懇願された男性が、ポンポンとズボンの上から軽く相方の股間を叩く。焦らしてるのか?「ダメかあ? シャブるだけでいんだよ?早くしねえと母ちゃん帰ってきちゃうよ」「だーから、ダーメってよ」劇場の中でフツーの声量で会話してるけど、他の観客は一切気にせず映画に見入っている。これが特選劇場の平常運転なのか。あまりに誘いがしつこかったようで、ちょっと不機嫌になるジイさん。「じゃあ、母ちゃんにしてもらったらいいだろよ」あーあ、フラれちゃった。にしても、これは現実の出来事なのか?ちょっと頭がクラクラしてきた。「じゃあ、キスしてくれよ」「しゃあないなあ」ブチュッ!あっ、キスは別にいいんだ!いまいちハードルがわからんぞ。「じゃあね」「おうおう」満足げにその場を離れたと思ったら、男は別の老人の横に腰かけた。俺も近くに移動して盗み聞だ。あらま、またも70以上の男にちょっかいを出している。「なあ、ちょっとシャブってくれよお」「ヤだよバカやろう」






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